賃貸住宅、敷金を取り戻す

みなさんこんにちは山の頂日和です

今回は日経の気になる記事から賃貸住宅の敷金の問題についてのお話です

■現状回復をめぐるトラブルとガイドライン

例えば家具の設置による床のへこみや畳の変色、壁の画びょうの穴などは入居者に責任はなく、直す場合は貸主側の負担になります。通常の使い方をして発生する部分の補修費は家賃に含まれるという考え方（国交省）によります。

一方で、通常の使い方によるものを超えた汚れや傷などは、退去時に元に戻す費用を負担しなければなりません。国交省のガイドラインによると、喫煙による壁紙のヤニ汚れや変色、ペットによる柱の引っかき傷などは入居者の責任で、原状回復義務があります。下地の張り替えが必要なクギ穴や台所のひどい油汚れといったものも該当します。

■現状回復に入居者が責任を負う範囲

例えば壁紙の一部が汚れた場合、負担するのはその壁の1面分を張り替える費用までで、「色を統一するために部屋の前面を張り替える費用を負担する」といった請求は本来認められません。床や床材を傷つけた場合もその箇所の張り替え費用のみを負担するのが原則です。

■退去時の敷金トラブル対策

よくあるトラブルの一つは入居前からあった傷や汚れの扱いです。入居時にすでにあった場合はその部分を写真に撮っておけば、自分が付けたものではないことを証明できます。契約時にハウスクリーニングなどの支払い事項を確認しておけば、予想外の出費に驚かされることも少なくなります。