人口動態 コロナの影濃く

adult affection baby child
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みなさんこんにちは山の頂日和です

今回は日経の気になる記事からコロナの影響で出生数が減少していることについてのお話です。

■出生数減 拍車に懸念

長引く新型コロナウィルス禍が人口減少に拍車をかけています。2021年の人口動態統計(速報値)は出生数が過去最少を更新しました。また、将来の出生数を左右する婚姻件数は戦後最小となりました。日本は婚姻後に出産するケースが多く、婚姻件数の減少は将来の出産減につながります。婚姻件数は既に20年から大きく減っており、21年の出生数は84万2897人と過去最少更新しました。

■深刻な理由

深刻なのは、新型コロナの感染拡大がおさまっても婚姻数の急速な回復が見通しづらい点です。婚姻減が続く理由の一つがコロナ禍で休業や就業時間の減少などで収入が減った人が多く経済回復の足取りは鈍く、婚姻後の生活不安からの二の足を踏む若年層が多いとみています。一方で2021年の国内の死亡数は前年より6万7745人(4.9%)増え、増加数は東日本大震災の11年(約5万5千人)を上回って戦後最大となりました。

■政府の方針

出生減に歯止めをかけるため、政府は22年度から不妊治療への保険適用を決めました。金銭面の不安から不妊治療のの開始や継続をためらうカップルは多く、負担減につながる保険適用で治療に取り組むカップルは増える可能性があります。ただ、少子化に歯止めをかけられるかは不透明です。

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