大手百貨店、賃貸住宅に参入
みなさんこんにちは山の頂日和です
今回は、日経の気になる記事で大手百貨店が住宅参入しているお話です。
■小売り以外の領域を強化する
フロント・・・パルコが賃貸住宅に参入。医療モール運営も開始
三越伊勢丹・・・2020年代後半に東京・新宿などで大規模再開発を検討
高島屋・・・子会社の東神開発が複数の住宅物件を開発
そごう・西武・・企業向けビジネスを強化。社員の健康管理アプリなどを開発
■百貨店市場の縮小で構造転換
百貨店市場の縮小が続く中、各社は百貨店事業からの転換で商業施設の開発やオフィス賃貸に事業の幅を広げてきましたが新型
コロナウイルス下で店舗に足場を置く百貨店はさらに厳しくなっています。
■まとめ
コロナ禍でネット通販が拡大し、店で売る旧来型の小売りビジネスが苦戦しています。
そうすると、百貨店は都心の好立地に不動産を多く所有しているため店舗という不動産が重荷になってきます。
苦肉の策が、小売り以外の領域の金融業界や不動産業界に参入してくるという構図になるわけです。
ただ、住宅市場の競争は厳しく、国土交通省によると、20年の新築住宅着工数は(貸家)は、約30万7千戸と3年連続で減少しました。
人口減で市場縮小は避けられず、需要が高いのは都心の一部に限られます。
持続可能な百貨店への道のりは険しそうです。
不動産業者も店舗はいらなくなる時代がもうそこまで来ている気がします。