マンション管理の新しい制度⁉ 「管理計画認定制度」

みなさんこんにちは山の頂日和です

今回は、2022年4月から始動になるマンションの管理計画認定制度についてのお話で

す。

■マンションの管理計画認定制度とは

マンション管理計画認定制度とは、管理適正化推進計画(マンション管理適正化法3条の2)

を作成した地域において、マンションの管理計画が一定の基準を満たす場合に、マンション

管理組合が地方公共団体から適切な管理計画を持つマンションとしての認定を受けることが

できる制度です。

認定には、マンションが所在する地方公共団体がマンション管理適正化推進計画を作成して

いることが必要となります(マンション管理適正化法5条の3第1項)。

マンション管理適正化推進計画とは、地方公共団体が、国が定めた基本方針に基づき、管理

の適正化の推進を図るために作成することのできる計画です(マンション管理適正化法3条

の2)。

■管理計画認定制度の目的

マンションの管理状況を公的に認定することで市場の評価につなげて、管理組合や区分所有

者のメリットをつくることです。

🔶メリット

①住人の管理への意識が高く保たれ、管理水準を維持・向上しやすくなる

②適正に管理されたマンションであることが市場において評価される

③適正に管理されたマンションがあることで、地域価値の維持・向上に繋がる

■管理計画認定の手続き

管理組合の総会で認定申請することを決議し、定められた様式で地方公共団体に認定申請を

行い、地方公共団体において一定の基準を満たすと判断された場合に、認定を受けることが

できます。

ただ、その認定は自治体が行うのですが、国が示した基準が案外厳しく、ネックになりやす

いのは、修繕積立金の滞納の対処や長期修繕計画の内容と計画期間、大規模修繕の回数など

17項目のうち一つでもクリアできなければ認定が受けられない仕組みになっています。

■マンション管理適正評価制度とは

マンション管理業協会が実施する制度で、2022年4月にスタートします。

マンションの管理や組合運営の状態を5段階で評価摺う仕組みで、優良な評価はAとかLとか

Sとかのポータルサイトでも表示されるよう検討中とのことです。

■まとめ

築後40年を超えたマンションが増えておりその管理体制もさまざまです。

老朽化したマンションの建て替えや維持管理の問題もあり国も本腰を入れています。

法律に基づく管理計画認定制度を予備認定制度で補完することで、全体としてマンション

の適正な管理につなげていく狙いがあります。

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