気軽に行き来できる近居

みなさんこんにちは山の頂日和です

今回は日経の気になる記事から理想の家族の住まい方についてのお話しです

子育て世帯の4~5割希望

近居とは親世代と子世代が気軽に行き来できる範囲内に住居を構えること。一昔前であれば「スープの冷めない距離」と言ったところですが、最近はもう少し範囲を広げ、30分ほどの移動時間で行ける場合までを指すことが多いようです。もう一つ「2世帯住宅」という言葉も流行りましたが、2世帯が同居となれば、生活リズムや習慣の違いから家族の誰かがストレスを抱えてしまう恐れもあります。その点、近居ならお互いのライフスタイルを保ったうえで、子育て世帯は親に育児をサポートしてもらえ、親世代にとっても孫の成長を身近で見守ることができます。たまに食事をともにすることで食費が浮いたり、病気やけがで困った際に助けてもらったりする場面もあるかもしれません。

近居ならではの注意点

相手の都合を考えない訪問、親世帯の育児に対する過度な口出し、子世帯の育児への過度な協力要請などはトラブルの元になりかねない。片方が良かれと思ったことでも、もう片方は迷惑に感じることもあります。双方の世帯が思いやりを持ち、「程よい距離感」で支え合うことが肝心です。

近居のススメ

国も近居を進める方針を打ち出しています。15年に閣議決定された少子化社会対策大綱には、世代間での助け合いを目的とした「三世代同居・近居」」の支援が盛り込まれました。また、自治体の中にも近居を支援する動きが広まっています。住宅購入や引っ越しの費用を一部肩代わりしたり、近居世帯の家賃を一定期間にわたり補助したり、市町村ごとに方法は様々です。

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