住宅ローンの固定型と変動型

みなさんこんにちは山の頂日和です

今回は日経の気になる記事から住宅ローンの固定型と変動型についてのお話です

■住宅ローン金利引き上げ

金融機関が住宅ローン金利を引き上げる動きが目立っています。住宅ローン金利は複数の種類があり、上がっているのは主に固定型と呼ばれるものです。住宅ローンには主に3つの種類があります。完済するまで金利が一定の全期間固定型、当初の一定期間は金利が一定で、その後に金利タイプを選ぶ固定期間選択型、半年ごとに金利を見直す変動型です。

住宅金融支援機構の「住宅ローン利用者の実態調査」によると、もっとも多いのが変動型で、2021年10月調査では67%が利用しています。

住宅ローンは35年といった長期間の取引です。そのため返済期間中に金利が大きく変動するリスクが問題になります。全期間固定の場合、将来、金利が上昇しても債務者の返済額は変わりません。

一方変動型の場合は金利を半年ごとに見直すので、短プラが上がれば住宅ローン金利も上がると考えられ、債務者の返済額は増えます。

金融機関から見ると預金者に払う利息も債務者からの利子も増えるので、損益に大きく影響しません。固定型は金利上昇リスクを銀行が負い、変動型は債務者が負うといえます。

■余はく

変動型は金利上昇時に繰り上げ返済などができるような「家計に余裕がある場合の選択肢」といわれます。全期間固定型はローンを組んだ時点で返済額が確定するので、返済計画が立てやすく、金利の動向を心配する必要はありません。固定型の金利が高いのは、将来の金利上昇リスクを避ける「保険料」とも考えられます。

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