足利銀行、電子契約可能に
みなさんこんにちは山の頂日和です
今回は読売新聞の気になる記事から足銀の電子契約にについてのお話です
■事業性融資と住宅ローン
足利銀行は事業性融資と住宅ローンの新規契約をオンラインで結べるサービスを4月1日から始めます。利用者は登録したIDとパスワードを使い電子契約のシステムにログインし、契約書に電子署名をします。時間や場所を選ばずに契約できるようになり、利用者の利便性が高まるほか、行員の業務効率改善にもなるということです。
利用するには事前に同サービスへの申し込みが必要で、本人確認などを得てIDとパスワードが発行されます。これとは別に契約の都度、発行される暗証番号をシステムに入力して本人が署名したことを保証するシステムです。電子契約では紙の契約書を交わさないため収入印紙が不要になりますが、別途手数料が必要になります。ただ、例えば従来書面での契約金額が1千万円超~5千万円以下では2万円の印紙税が必要だったところ1万1千円の手数料収入になるなど、利用者が支払う費用は減ります。
■余はく
不動産の契約では、紙の契約書への押印やサインが必要でした。なぜならこれまでは、宅地建物取引業法に則って「重要事項の説明」「売買契約の締結」「媒介契約の締結」の3つは対面が義務付けられていたからです。不動産業界では数年前からIT重説が実験的に許可されていましたが、不動産売買契約書については宅地建物取引業法が改正され、2022年5月には、契約時の押印廃止や売買契約における重要事項説明書・契約書の電子署名での交付が全面解禁となる見込みです。その場合契約書に貼付する収入印紙はいらないのですが、やはり第三者機関の承認(クラウドサイン等)が必要になります。その金額と収入印紙代のどちらが得かまだわかりませんが。
住宅ローンが電子契約ということになると、その人の審査は書き込みのみということになってしまいますね。昔ながらの、申し込み者の人間性や将来性なんかは一切考慮しなくなってしまいますね。野球でいうとストライクかボールの判定をAIが行うと同じで、人間味はなくなりアメリカみたいにドライで無機質な世界に入っていってしまいそうな気がするのは年寄りの冷や水でしょうか。