小山市内景気動向観測調査結果

みなさんこんにちは山の頂日和です

今回は小山商工会議所が公表した市内景気動向調査の結果についてのお話です

■調査の結果

小山市内における景気の動向は、前回調査(第78回調査 令和3年9月の状況)に比べ、企業全体の状況を判断する業況を示す数値(対前年同月)は好転等のプラス評価割合が前回16.7%から6.8%増加し、23.5%となっています。対する悪化等の傾向を示すマイナス評価割合は、前回22.2%から7.3%増加し、29.5%になりました。横ばいの傾向になっていますが、比較対象の前年同月は既に新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けており、厳しい状況となっています。先行きも悪化傾向にあり、特にサービス業で大きく悪化を見込んでいます。まん延防止等重点措置適用等の影響もあり、今後が懸念されます。

■売上高

全業種にける各項目を見ていくと、売上高に関しては増加・やや増加の割合が、前回36.1%から5.1%増加し41.2%になっています。一方、減少やや減少のマイナス評価割合も、前回27.7%から1.7%増加し。29.4%となりました。製造業ではプラスの評価をしていますが、建設業では強いマイナスを示しています。新型コロナウイルス感染拡大後との比較であることから、厳しい状況といえます。先行きは横ばいを示していますが、製造業を除く全業種で後退しており、更に状況は厳しくなります。

■従業員動向

従業員動向については、不足・やや不足の割合が、前回33.4%から1.9%増加し、35.3%となっています。また、過剰や・やや過剰の割合は、前回5.6%から0.3%増加し、5.9%になっています。全体として横ばい傾向を強くしていますが、全業種で人出不足を感じています。先行きはさらに横ばいの傾向を強くしていますが、士業などその他業種では強い不足を感じています。今後はまん延防止重点措置の適用や最低賃金の引き上げ等の影響が懸念されます。

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