建物検査実施 戸建て過去最多

house lights turned on
Photo by Binyamin Mellish on Pexels.com

みなさんこんにちは山の頂日和です

今回はインスペクション(建物検査)の普及についてのお話です。

既存住宅の購入に当たって何らかの建物検査(インスペクション)を行った人は、前年より若干減ったものの47%になったことが、不動産流通経営協議会の2021年度の消費者動向調査で分かりました。このうち、既存住宅戸建て購入者は69%と2010年の調査開始以来で最多になります。

■売り主実施は44%へ上昇

既存住宅の購入に当たって、何らかの建物検査を行った人は全体の47.7%となりました。内訳は、既存戸建て購入者が前年3.6%㌽増の69.1%と順調に伸び7割近くと過去最多となっているのに対し、既存マンション購入者が2.6㌽減の37.8%で再び3割にとどまりました。

また、不動産会社などによる住宅保証もしくは「既存住宅売買かし保険」を利用する際に実施された検査以外に、行われた民間の建物検査(ホーム・インスペクション)の実施率をみると既存戸建て住宅に限っては44.4%となり、前年より9.9㌽も増加しています。

■余はく

建て方別に建物保証をみると、既存戸建て50.6%、既存マンション26.4%と大きな差となっています。これはマンションの場合室内以外は共用部分になっており、マンションの管理会社の了解を得なければインスペクションもできないですし、万一屋上の防水があまいとか、外壁の亀裂がみつかっても自分で補修できなく管理組合と管理会社にまかせるしか方法がないということも利用率の低下につながっているのではないでしょうか。

コメントを残す