住宅ローンの落とし穴

みなさんこんにちは山の頂日和です
今回は、住宅ローンについてのお話です
■住宅ローンの落とし穴
多くの方が住宅ローンを利用して住宅購入を行いますが、残念ながら勧められるままあまり
考慮せず住宅ローンを選択される方が多いのが実情です。
住宅ローンは金融商品です。経済動向の影響を受け、皆様の人生を左右するほどのリスクが
伴う場合もあるのです。今回は住宅ローンについてご説明いたします。
■ちょっと待った!本当に「変動型」で良いですか?
融資金利は「変動型」<「固定期間選択型」<「全期間固定型」の順で高くなり、購入時点
でのシミュレーションでは「変動型」がお得に見えます。しかし「変動型」、「固定期間選
択型」には金利上昇リスクが伴うことを忘れてはいけません。
今は史上最低水準の金利です。「変動型」、「固定期間選択型」を選択する場合には、少な
くとも金利が今より1%~2%程度なら上昇しても大丈夫なくらい余裕を持った借入金額の
設定と、繰り上げ返済のための貯蓄など金利上昇を想定した対策が必要なのです。
■「5年ルール」「125%ルール」って?
変動型は6ヶ月毎に金利の見直しが行われます。
「5年ルール」とは変動型に適用されるルールで、仮に金利が上昇しても返済額は5年間変
わらず、内訳は元金と利息の割合で調整されます。つまり毎月の返済額は変わらないもの
の、元金返済が遅れ結果的に多くの利息を払う状況に陥ってしまうのです。
また、変動型は当初5年間が経過したら返済額が見直されます。この時金利が上昇していた
としても、次の期間は前の期間の125%までしか返済額を増やすことができないのです。
これが「125%ルール」です。金利が上昇し返済額がこの125%を超えてしまった場
合、超えた分は未払い利息として増えてしまいます。
この月々の返済額が急激に増やさない仕組みがかえって変動型のリスクを不透明にしていま
す。変動型の金利上昇リスクは、真綿で首を締められるようにジワジワと家計を侵食し、気
がついた時にはどうにもならない、という状況に陥ることが懸念されるのです。
金利が上がり始めたら固定に切り替え、と考える方も多いのですが、変動型から全期間固定
型への借り換えは、必然的に金利が今より上がる選択のため現実的ではありません。
■ 住宅ローンは長期的な返済計画を立てておきましょう
住宅ローン選びは、比較するポイントが多くて難しく感じるかもしれませんが、まずはご自
身の家庭にあてはめたライフプランを作ることから始めてみましょう。
ライフプランを作ってみると、毎月いくら貯蓄できるのか?子供の教育費がどれくらいかか
るのか?老後にどのくらいの生活費が必要なのか等が見えてくるはずです。
色々なシミュレーションを行ったうえで、ご自身が選択したプランなら、より安心して住宅ローンとお付き合いできるのではないでしょうか?
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