中古マンション成約数・全エリアで前年比減

みなさんこんにちは 山の頂です。

私たち不動産業者が加盟している(東日本不動産流通機構(東日本レインズ)が発表した21年7月から9月期の首都圏の中古マンションの成約件数は8793件で、前年比7.8%の減少となり、5期ぶりに前年を下回りました。成約価格は36期連続で前年を上回りました。

この現象はどういうことかというと
新規登録件数は同10.4%減で23カ月連続のマイナス。在庫件数は同23.0%減で、20カ月連続のマイナスながら、前月比では14カ月ぶりの微増であった。
コロナの影響で部材の供給不足による値上がりにより新築マンションの供給不足と中古マンションの「売り控え」がつづき、中古マンション市場の価格が上昇していることも影響しているものと考えられます。

実際 我々の住んでいる街でも、中古マンションの相場は上がり気味です。
これは、売却の査定依頼を受けた不動産業者が他社との相見積もりで自社が優位になるようにと、実際の市場価格より高い査定金額を提示して媒介契約を結ぶという仕組みのためです。

小生も不動産売却査定サイトから査定依頼があり、流通相場を提案すると他社がそれよりも1.3倍くらい高い金額で査定金額を提示しているのです。

所有者にしてみれば査定サイトで「こんなに高く売れた」とか煽り広告をしていますので
余計に期待値が高いわけで、不動産売却査定市場は「査定金額を高く出したもの勝ち!」みたいな矛盾した形になっています。

そして、相場より高いマンションが売れないままずっとポータルサイトに掲載されますから、そのマンションで別の所有者が売却査定依頼をするとネットに掲載されている価格が近隣事例になるわけで、査定サイト自体が悪影響を及ぼしている感じがします。

私たちは買主様に寄り添うバイヤーズエージェントです。

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